帰国致しました

2006年06月25日

 一昨日、スイス・モンテネグロ公務出張から帰国しました。
 今回の出張については、明日以降、数回に分けて報告したいと思っています。

 ところで、今回のサッカーワールドカップは、国を挙げての盛り上がりにもかかわらず、非常に残念な結果となりました。

 そんななか、日本のフォワードとして唯一得点をあげた玉田選手は、習志野高校のご出身とのこと、習志野を地元とする私としては嬉しい限りです。

 また、新しい日本代表ティームの監督に、Jリーグの千葉で監督を務めるオシム氏が有力、コーチにストイコビッチ氏も、との報道が出ているそうです。
 西バルカンの和平構築のため、5月にセルビア、コソボへと出向き、一昨日にモンテネグロ共和国訪問から帰ったばかりの私としては、私の地元である千葉市のティームの監督でもありサラエボの出身であるオシム氏、また外務省の「西バルカン平和定着・経済発展閣僚会合の平和親善大使」を務めたこともあるセルビア出身のストイコビッチ氏の名前があがったことに、縁を感じています。
 このご縁が、まだまだ前途多難な旧ユーゴスラビア諸国の明るい未来と、日本のスポーツ振興の明るい未来へとつながっていくことを期待しています。

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スイス・モンテネグロ公務出張に行って参ります

2006年06月18日

 日本は、6月16日の閣議で、西バルカンの小国モンテネグロの独立を承認しました。
 これに伴い、私が、小泉総理大臣の親書を携え、総理特使として派遣されることになりました。

 今月の住民投票で独立を決めたばかりの国に対し、日本がいち早く承認し、政府高官を派遣するというのは、英断だと思います。
 これまでのセルビア・モンテネグロ時代も、日本は、草の根無償援助や人間の安全保障支援を地道にしてきました。ODAの上手な使い方の例といえます。そうしたこともあり、日本に対する国民感情は良いと思われます。
 私自身、先月セルビア・モンテネグロ共和国当時のセルビアに公務出張してきたばかりですが、モンテネグロ独立について意見交換や情報収集こそしたものの、モンテネグロを訪問するのははじめてです。
 今回、日本・モンテネグロ友好の第一歩を担うことができ、私も大変光栄であり、是非、成功裡に役目を果たしたいと思っています。
 独立承認と、私の総理特使としての派遣についての外務省公式リリースもご参照ください。

 また、今回のモンテネグロ共和国訪問に先立ち、スイスに公務出張が決まりました。
 国連に新設された国連人権理事会第一回会合が6月19日から2週間、ジュネーヴで開かれます。
 そこで、理事国である日本を代表して私が19日の閣僚会合でスピーチをすることになりました。
 日本が人権に高い関心を有すること、しかも、国際社会に配慮ある国として信頼を高めるために努力しまた努力を続けていることを、拉致の問題も取り上げながら、バランスの良く伝えていけるスピーチをしたいと決意を新たにしています。

 引き続き20日には、同じジュネーヴで、ジュネーブ軍縮会議にも出席し、平和立国日本をアピールするためのスピーチをすることになりました。
 以上のスイス訪問についても、外務省の公式リリースもご参照いただけます。

 今回も緊密な日程ですが、本日昼には日本を発ち、6月19日20日をジュネーブで、それから移動(と言っても直行便はなく乗り継ぎ、乗り継ぎですが)モンテネグロに移動し、首相に親書を手渡し、外務大臣らと会談を行うなどして23日には帰国の予定です。
 しっかり顔の見える外交をしてきたいと思っています。帰国後、改めて報告させていただきます。
 行って参ります!

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日・中米「対話と協力」フォーラム

2006年06月16日

 昨日、日・中米「対話と協力」フォーラムが開催され、交歓会の主催者として挨拶しました。

 この会議は1995年に第一回会議が開かれて以来、日本と中米の国とで相互に開催してきたものです。
 昨年は、小泉総理と中米首脳との初めてのサミットも、行われました。
 また、今年の9月には、エルサルバドルで、初めての貿易・投資を目指す経済フォーラムを開く事がきまりました。

 現在、中米は政治的にも安定し、民主化も進みつつあります。また、日本も支援しているプエブラ計画という大規模な開発計画も一部着手し、パナマ運河拡張計画も実現する運びです。更に、米国との自由貿易協定も順次批准されています。
 日本からは、少し遠い国々ですが、日本からの移民政策が訴訟になってしまったドミニカのように関係の深い国や、日本のように軍隊を放棄し平和国会を標榜するコスタリカなど、ユニークな国柄もあります。
 今後も、この地域が民主国家として発展していくことを期待したいと改めて感じさせるフォーラムとなりました。

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「中央アジア+日本」対話 2

2006年06月09日

 昨日に引き続き、「中央アジア+日本」対話・第2回外相会合とそれにともなう2カ国間会議を通しての個人的な印象について。

□ キルギスタン
 キルギスタンも水力発電を主にしています。まだまだ物質的な豊かさの点では発展中のようです。
 ジェクシェンクロフ外務大臣は、私が独立当時のアブドラザコフ大統領補佐官の友人であることを知って、とても親しく話してくれました。中央アジアの国々とのご縁もいろいろなところでつながっていて、改めてご縁を大切にすることの意味を感じました。
 さて、キルギスタンですが、農業国として、国起こしに、日本の一村一品の手法を参考にしたいと考えているようです。キルギスタンの風土と伝統を活かした民芸品や農産品に付加価値を付けて、市場での競争に勝てる品質の製品が生み出されてくるのを期待したいところです。

□ カザフスタン
 カザフスタンは、石油や天然ガスの採掘が始まり、年々発展が進んできています。
 かつて、知人である建築家の黒川紀章さんが、新首都建設のために奔走していた姿を思い出し、アブドラフマノフ外務大臣とその頃の話に花が咲きました。こちらもご縁ですね。そのころ、ちょうど2000年ごろは、石油も天然ガスも埋蔵こそ確認されてはいましたが、詳細は不明で、日本も積極的には関与していませんでした。今後は資源開発や科学技術の面でも日本との連携が強まることでしょう。

□ アフガニスタン
 ゲストとして出席した、スパンタ アフガニスタン外相からも懇談会に招かれました。
 アフガニスタンの女性企業家と日本の女性企業家との交流を促進したいとの思いもあったようです。
 一番印象的だったのは、アフガンで栽培されている芥子(アヘンの原料となる)をどのような方法で、何に転化し、栽培をやめさせられるかという議論になったときに、まだまだ試みだが、アフガン政府として,芥子の代替植物としてサフランに注目しているという話がでました。
 ミャンマーで、日本は蕎麦への代替を進めたものの、残念ながら失敗した経験があります。同じ手間で、芥子と同じ収入を得ることが非常に難しいためでした。しかし、確かに、世界で一番高価な香辛料といわれるサフランはグッドアイディアかもしれませんね。
 アフガニスタンは世界一のアヘン生産国で、かつては世界の生産量の3/4を作っていたほどです。このアイディアを活かし、アヘン栽培の根絶に期待したいところです。
 アフガニスタンは、今後も、英国軍の増強、オランダ軍の展開など、治安の面でも政治的安定の面でもまだまだ厳しい状況が続くと思いますが、何とか、まずは世界一の麻薬生産地の汚名を返上し、健全な経済活動にするために、女性の積極的参画を支援できればと思っています。


 非常に親日的な中央アジアの国々ですが、日本から遠い(シルクロードの奥の奥です)こともあり、あまり日本では馴染みがない国も多くあります。
 アフガニスタンを除き、旧ソ連から独立して間もない国々ですが、優しく真面目な人たちの多い地域でもあり、石油や鉱物資源が豊富ということもあり、これから発展してゆく国々としても注目したいところです。

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「中央アジア+日本」対話 1

2006年06月08日

 6月5日に、トルクメニスタンを除く、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、タジキスタンにアフガニスタンを加えた5カ国と日本との「中央アジア+日本」対話・第2回外相会合が行われ、引き続き、5日と6日にそれぞれ2カ国間会議が行われました。

 今回は2004年に続く第2回の外相会談でしたが、地域共通の挑戦課題と地域内協力の具体化を議論し、幅広い協力の推進に資するため、ビジネス振興、知的対話、文化、人物交流、国際場裡での協力などが議論されました。
 公式の議論の内容は外務省の発表を参照していただくことにして、ここでは、2回に分けて、私の個人的な印象を少しお話ししておきたいと思います。

□ ウズベキスタン。
 アフガン攻撃の際、米国の空軍基地を置いたが、その後、米軍基地の撤去を敢行してから、米国との関係があまりうまくいかなくなっているようですが、日本とは、首都の建設等でも協力に尽力してきた経緯もあり、常に親日的な国民性です。
 今回は日本・ウズベキスタン技術協力協定の署名など成果も多かったようです。
 ガニエフ外務大臣によると、絹や綿などの繊維工業が伝統的に盛んなので、その方面で、日本との貿易に結びつけたいという気持ちがあるとか。シルクロード独特の刺繍や文様を活かしたデザインをしっかり打ち出せば、日本でも受け入れられるかもしれませんね。

□ タジキスタン
 タジキスタンはまだ駐日大使館が開館できていないため、私の主催で夕食会を持ちました。
 タジキスタンは、秋野豊さんという北海道出身の優秀な研究者が、調査活動の最中にゲリラに襲われ不幸にも命を落としたことがありました。その秋野さんが、ナザロフ外務大臣と私の共通の知人であることがわかり、ひとしきり、秋野さんの思い出話になりました。その後の治安回復の実情をきいたところ、見違えるように平和な国になったといいます。
 7000メートル級の山々に囲まれ、発電は総て水力発電によっています。石油そこありませんが、水力発電だけで十分な電力量で、近隣諸国へ電力輸出する計画もあるとのこと。
 きっと、自然に恵まれた、空気の良い、美しい山間の国だろうと思いをはせました。
 人口は僅か200万人とのことですが、綿花の栽培が非常に盛んで、良質の綿が生産されているのだそうです。クールビズ導入もあり、自然素材へ回帰しつつある日本の市場に参入できれば、と考えているそうです。

 続きは明日お書きします。

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緊密な一日

2006年06月07日

 昨日6月6日は、本会議の前後に、大変緊密な外務日程が組まれた一日でした。

□ドイツ国会議員来訪
 午前中いくつかの外交公務があった中に、ドイツ国会議員の訪問がありました。
 北京、平壌、ソウルと廻って来日したとのことでした。
 北朝鮮と国交を持っており、ドイツ・北朝鮮友好議連もあるというドイツ。日・独関係は何も問題がないほどうまくいっていることもあってか、彼等はむしろ、日本と中国、日本と韓国、日本と北朝鮮との関係を心配してくれているようでした。

□衆議院本会議
 今日は外交関連をはじめ、早朝から夕刻まで多数の会談・会議がセッティングされていますが、そんな緊密な日程の中心が衆議院本会議でした。
 今日の本会議では、「日欧州原子力協同体原子力協定」という法案が可決されました。
 今国会で外務省が提出した14本の法案が総て衆議院を通過した事になります。あれこれと尽力しただけに、結果が実って、ほっとした瞬間でした。

□拉致問題に関する関係国との意見交換
 本会議後、官邸で、G8のメンバー国、拉致被害者のいる国、その他関係各国19カ国から大使等が参加し、鈴木副長官主催での意見交換会がありました。
 冒頭、安倍官房長官から挨拶があり、鈴木副長官がこれまでの日本の取り組みや経過を説明、続いて私から外務省としての取り組みを報告しました。
 そのあと、出席の大使達から率直な意見や質問があった。
 このような取り組みは初めてのことですが、155ヶ国が外交関係を樹立しているわけで、そのことを視野に、これから日本として拉致問題解決に向けてどのような戦略を展開してゆくかを決めてゆくためにも、また、国際的連携を強化する上でも意味のある会議となったように思います。。

□マケドニア国会議員来訪
 本日ですが、早朝の小委員会に始まり、長丁場の外務委員会と続く忙しい一日となりました。

 午後には、会長はじめマケドニア日本友好協力議連所属の国会議員のみなさんの来訪を受けました。
 マケドニアの国会議員の皆さんは、私が、先月ギリシャのテッサロニキでミトレバ外務大臣と二国間会議をしたことをとても喜んでいました。日本からの経済援助への感謝を伝えるとともに、いかに、国民の日本への関心が強いかを繰り返し述べていたのには、ほっとしました。
 ただ、独立時から、「マケドニア」という国名について、同名の地域が存在することなどからギリシャとマケドニアの間でギクシャクしており、憲法上の国名とは別に暫定的に「旧ユーゴスラビアー共和国マケドニア」という長い名前を使用して国連に加盟するなどしています。早く、両国が話し合いを深め、両者が納得する線で友好的に正式名称を確定してくれることを願っています。

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イラクと空手

2006年06月06日

 昨日、6月5日は、外交関係の公務が緊密に詰まった一日でした。
 日本とウズベキスタンの外務大臣会談に同席、その後日本カザフスタン二国間会談に出席、省内のブリーフをこなし、タジキスタンやアフガニスタン関連の外交日程など夕刻までびっしり。

 特に印象的だったのは、イラク空手関係者招聘事業のレセプションでした。
 平成18年度スポーツ交流支援事業で招聘したイラク空手関係者の歓迎レセプションが外務省主催で行われ、主催者代表としてスピーチをしました。この事業は、空手や柔道など日本の伝統的武道を通じて国際交流を促進することを目的に平成14年に始まった事業です。
 今回は、イラクから8名が招待され、笹川堯会長以下全日本空手道連盟が全面支援し、加えて、日本大学や帝京大学も協力して、空手のみならず日本の武道や文化を知ってもらうというプロジェクトとなりました。
 アッパース イラク空手連盟会長によると、イラクでは以前から空手が盛んで、日本との空手の交流も結構あったとか。戦禍で停滞していたものの、漸く新政権も発足し、活動を再開できることになったのです。
 今回はリヤード ムサンナ県空手連盟会長も来日しました。
 ムサンナ県といえば、サマーワのある県です。
 ご存知の通り、サマーワにはイラク人道復興支援の陸上自衛隊派遣されています。
 実は、斉藤陸上自衛隊第4次サマーワ派遣部隊長が中心となって、サマーワで日本とイラクの空手交流が始まったのです。そのため、リヤード会長はじめ、サマーワから来日した若者達は、特に、イラクから帰還した自衛隊の隊員たちとの再会を、とても喜んでいました。
 政治プロセスが軌道に乗り、治安が回復し、自由に安全に様々なスポーツや文化を楽しめるイラクになっていくことを願わずにはいられません。そして、今回来日した8名が、平和なイラクで、日本との架け橋となってくれる日が楽しみです。
 そんな思いを込めて彼らに、ENJOY JAPAN!

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