2008年06月09日
大統領に随行し、CISサミットで当日サンクトペテルブルグから、帰国したばかりの大変忙しい時でしたが、十分な時間をとって意見交換が出来ました。
アルメニア大統領とナゴルノからバス紛争に関しては、今回の対話でも、何も具体的には進展がなかったので、対話が引き延ばしの手段にされないようにと警戒しているようでした。
日本には、石油以外の産業を起こすことを手伝って欲しいとの立場での発言でした。石油の収益に依存すれば限りがあるので、使わずに済むような産業基盤を今のうちに確立したいというのが、大統領の考えで、それは、正しい方向だと思います。
コーカサス地方を安定させるためには、GUAMサミットを支援して欲しいとの強い希望をもっていました。
両国関係に関する会談を終えて、参考までに「日本流平和貢献中間報告]の英語版を差し上げたところ、座り直して読み通し、「これが我々この地域で展開したい事だ。担当者から連絡を差し上げるので、YAMANAKAさん、宜しく」と大変な反応でした。良い連携が取れるように、日本からもバックアップが出来れば、平和国家日本の面目躍如です。

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大使によると、これまでと全く異なり、YAMANAKA先生に会ったら、すっかり安心して本音を吐露したのですねとのことでした。私が政務官のときに再開に尽力した[日本アゼルバイジャン経済合同会議]がその後順調に開催されていて、その代表を務めているので、尚、私には親近感を持っているのでしょう。現在の地域の様々な問題に関して率直な意見を開陳してくれました。
これから、石油以外の分野、すなわち、石油関連産業、農業、観光業などを発展させたいので、知恵を貸して欲しいとのことで、ゴブスタン世界遺産に関する所見を述べ、また、農産物や食物などの具体的な産業活動に関しての意見交換をしました。
日本からの農業指導者の受け入れは、アゼルバイジャンとしては歓迎するとの意向も示されました。また、一方で、アゼルバイジャンのトマト・キュウリを日本に売りたいと何度も話を出したが実現に至っていなかった。しかし確かに、YAMANAKAさんの言われるように、農産物を生のまま日本へ輸出するには、運送料が高く、また、鮮度も落ちる。角度を変えて、考えてみては?との具体的なアドバイスは大変有難いとのことで、協力できそうないくつかのシナリオの具体的な可能性を探ってみる事になりました。
「アゼルバイジャンの経済は年率20%ぐらいで伸びている。従って、日本に期待したのは、財政援助ではなく、知恵・技術の援助だ。」との発言は印象的でした。この認識をきちんと把握して外交関係を展開してゆくように外務省にもアドバイスしたいと思いました。

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講演の主題は「PKO(平和協力)からPBO(平和構築)へ」でした。内容は、平和協力の分野での日本のチャレンジを紹介しましたが、領土・民族問題の多いこの地域ですので、テーマはピッタリでした。国際関係学部と日本研究科の合同でしたが、日本人学生が一人いまして、「僕、日本人です!」と大変喜んでいました。


時間が足りないほどの質問で、しかも本質を付いた良い質問でした。例えば、
―日本は、日米同盟とアジアの一員としての活動とどうバランスを取るのですか?
―ナゴルノ・カラバス問題はアゼルバイジャンにとって頭痛の種だが、具体的にどのような解決方法が考えられるのでしょうか?
―国連の使命が変化してきているとおもいます。国連が解決できた戦争や紛争は殆どありません。国連は調整役に徹するが良いのではないでしょうか? そして、紛争解決には、YAMANAKA教授のお話のように、もっと、地域の解決力をつけるべきだと思います。
―コーカサスにも平和協力・構築の研修機関を作ってほしい。
―日本人は、親切で、礼儀正しく、平和国家であると学んでいます。卒業したら、日本へ就職できる道を開いて欲しい。
―日本の大学生と実際に交流してみたい。

資源外交としての重要性のみならず、蒙古斑もあり、日本に親近感を持っている国としても大切にすべきです。中国の進出はこの国においても目を見張るものがありますが、日本との若者の交流を推進することで友好関係を継続させることができるでしょう。アゼルバイジャンの学生達は、とても素直で、礼儀正しく、真面目でした。

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メフレーモフ氏は、国立バクー大学の学長であると同時に、日本・アゼルバイジャン議員連盟会長でもあって、一昨年アリエフ大統領と共に来日した時にも、その後政務官として訪問したときもお会いしています。日本の大学と交流締結をしたいとの希望をもっておいででした。

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世界で最初の石油大学として、様々な人材を輩出してきました。アゼルバイジャンの前大統領、アンゴラの現大統領の他、世界各国の外務大臣、財務大臣を輩出しています。

現在、600人ほどの学生の内訳は、中国が約300人、旧ソ連諸国から約100名、フランスやイタリアと提携が進行中です。残念ながら、日本からは0.日本の大学とも提携したいのですが、分野は石油ではなく、マネージメント、国際関係を望んでいるとのことでした。
日本からの来訪者は初めてとのことでした。是非、日本とも良い縁を結んで欲しいものです。


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